やさしい日本語HP、地震で注目

熊本、大分両県で相次ぐ地震を受け、災害などの緊急時、外国人に分かりやすく情報を伝える「やさしい日本語」を研究する弘前大人文学部の社会言語学研究室が、ホームページで「やさしい日本語クイックレファレンス」を公開しているそうだ。
クイックレファレンスは二次災害を防ぐ呼び掛け文や避難所内のポスター例など、必要な情報がすぐ参照できるとのこと。「水の無料配給を知らせる」「テレビで外国語のニュースがあることを知らせる」など40項目以上の例示があり、これまで豪雨災害や震度5以上の地震の際に公開してきたという。
緊急時は付きっきりの英語通訳や多言語対応が難しく、外国人が命を守る情報を得にくい。学生たちは外国人支援に携わる行政職員やボランティア団体などに向けて発信し、避難所や防災無線などで「やさしい日本語」を活用するよう提案しているとのこと。
熊本県内で地震が発生した14日以降、HPのアクセス数が通常の倍近い1日平均1500に急増。9割以上が新規の利用者だったという。
研究室の佐藤和之教授は「今回は揺れが続き、誰もがどうすればいいか分からない状況。外国人だけでなく、多くの人を助けられる言葉として活用してほしい」と話しているそうだ。
日本に住んでいる外国人や観光客も数多くいることだろうから、こうしたサイトが緊急時にはとても役立ちそうだ。